終わりの話

FGOやってたら気が付けば一か月以上経ってました。終章楽しかったです。

そんな感じの内容なので少々ネタバレ気を付けてください

 

座右の銘は「メメントモリ」、そこから「有終の美こそ至高」という終末美信仰がある人間なので、なんだかかなり理解ができた。

 

「色彩」では「永遠など少しもほしくはない」なんて歌ってるのだけれど、それって私にとってはすごく衝撃だった。

だってよく聞く音楽ってみんな、「永遠に愛してる」とか「永久に思い続けよう」とかそんなのばっかりじゃん。だから新鮮だったし、すごく納得した。シナリオがすべて終わったあとに聞き直して号泣した。

 

この世のすべては常に終わりへ向かっていて、終わるまでの間に何かに触れたり触れなかったり、変化したりしなかったり、観測されたりしなかったりしていて、終わりを憂いたり望んだりしてて、それがいま在るということに価値を与えているんだと思っている。

終わるという前提がなければそれはただ漫然と終わっていないだけ、いつか必ず終わるから今生きていて、形があって、意味がある。

全てが永遠ではなくて、いまただこの瞬間があって、ただそれだけで意味があるの

終わりってなんて愛おしくて美しいんだろう

こんな終わりを信仰している私からしたらすごく理解のできる話だったなあ

終わることはネガティブなことなんかではないと思っているよ。